派遣日雇い人夫の世界

 日雇い人夫が覗いた日雇い派遣の世界の記録を残してみました。

 かつて、フルキャストやグッドウィルについて色々言われた時期がありました。そのとき世間に出回ったのは、無責任なエラい人たちの言説ばかりでした。利いた風な口を叩く連中の大嘘は、日雇い人夫の役には立っていません。そんなときまで、日雇い人夫は都合よく利用されるだけでした。
 グッドウィルは廃業し、フルキャストも壊滅し、こんなことは過去の話になりました。そして俺には、日雇い派遣の人夫出し業者を糾弾するつもりもありません。ただ、事実を書き残しただけです。この記録を持ち出して、これが日雇い労働者の実態だとか、そういう大層なことも言いません。ただ、本物の日雇い人夫が書き残した単なる印象ではない事実はあります。そこには、一人の底辺のワープアの即死寸前の状況があります。
 出版関係のコネがあるわけでもないので、けっこうな量ではありますが、適当に公開してみます。



2009年10月第三版(LHA圧縮のpdf)
ユーザー名"hiyatoi"、パスワード""を入力してダウンロードしてください。



目次

はじめに、そして社会的には最期に。

一 夏
予約して登録する/はじまりはずっと電波/電波が止まらない/紳士服の男たち/賽の河原または工場/ポストに入れる/運び運び運びまくれ/ご案内致しますが

二 秋
IT系へ/最初から最後まで/素人扱い/故人を偲んで/お役所仕事/開けて閉めて運ぶ/五万円するんだ!/スクリーンを倒す

三 冬
封筒を配る夕暮れ/夕闇の中の倉庫/年末年始も休みなく/高速道路の下で/検品/運んだり触ったり/派遣される一人/大移動の報酬/机と椅子がある仕事/機械を階段で運ぶ/橋の下の戦い/最後の逃走/倉庫に通う

四 春
日本の味/作業服/孫の末端/単発の日々/工事現場/電話/便利さ/小臭い/銀行の奥に入る/新幹線出張/熱く重く/遅い人々/連休の徒花/給与改定/山間に蠢く/最終処分場/線をつなげ/運ぶだけ

五 また夏
看板を守る/電池を運ぶ/遥かなる工場に/倉庫で仕分ける/移転と設定/応援を仰ぐ/倉庫で削ぎ落とす/世論調査のために/一日二度働く/基地外の相手/二日続く一瞬/もう一度世論調査/電源をこねまわす/派遣会社へ/珍しい展開/データ装備費返還/こまごまとした作業/大移動/愚民が支持した仕事

六 また秋
メモリを入れまくる/港の倉庫/病院の地下で/単なる運び屋/袋に詰める/散って動いて待つ/選抜隊の技/またあそこか/折って積んで詰める/銀行の裏で/あの倉庫へ/深夜に駆け回る/結局肉体労働/量販店の裏側で/また移設/お国のために/泡を出す

七 また冬
小学校シリーズ/合間に/面談/雪の中へ/消えた仕事/待たされる時間/お国のために/有給休暇と事業停止/名人たちに指示されて/最後の処理場/源泉徴収票

そしてそれから


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2009年8月

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